2016年5月21日土曜日

新たな出会い  木工家 飛世さんのスプーン達



みなさまこんにちは


一気に夏日になりましたね♪

この季節出現する大好きな風景
名づけて鏡の国
 
今週末には田植えも本格的に始まるので
苗が植えられてしまうと 
田んぼが鏡でなくなっちゃうので 見られなくなる
今だけ限定の景色
 
ここに住んでいて
大好きな風景の一つです。








さて

先日 伊達市まで車を飛ばして
素敵な作家さんにお会いしてきました。

木工家の飛世(とびせ)さん(本名です)


出会うまでのあれこれは
姉妹ブログの方でいつか詳しく書きたいと思います。
(ここに下書きしてみたら思いの他長くなってしまったのです 笑)

今回は

本日からデビューいたします素敵なカトラリーをご紹介


1本1本 鑿(のみ)や鉋(かんな)で彫りだされたこちらのスプーン
つぼ(丸い所)裏は鑿跡が残り 柄(持ち手)の部分は 滑らかに仕上げられています。

この持ち手の 握り心地の いい事!

そして口に入れた時 柔らかな木の肌合いが優しくって。。。うっとり

仕上げ過ぎてしまうと 面白みに欠けてしまい
でも仕上げが足りないと 口当たりが断然悪くなる

この 頃合い ってかなり難しいと思うのです。



飛世さんのスプーンは絶妙に “丁度いい” 感じ

それには秘密があって・・・・・

手彫りの良さを残したいと デザインをかなり考えられていることと
仕上げにやすりをかけていない からなんです。 
(正確には最後の最後に本当に一拭き 細か~い番手のやすりでさっとなでる程度の仕上げはしますが)

紙やすりなんかをかけすぎるとかえって毛羽立ってしまうのですって(目から鱗!)


実際に見せていただいたのですが



小さな小さな鉋(自作)で 
シュッ シュッ と木肌を整えると 
もうその時点で触るとツルツルの肌合いに

木をいじりすぎず
でも最大限に美しさを際立たせる

そんな緊張感を感じました。





もう一つ注目したいのが
持ち手の形

左右非対称なのです。(お気づき?)

これって握りやすいの?

そう思った方はぜひ一度お試しあれ。


左利きの方でも
握りやすいとびっくりされることでしょう。

非対称の物って 対象のものより
何か心が動く 
惹きつけられる感じがします。

お顔も ほんのちょっとバランスが崩れている方が美人だって言いますしね♪




その他には

こんなかわいらしいコーヒーメジャー
(すり切りでぴったり10グラム!)

飛世さんが長年愛用してらっしゃる物も拝見したのですが
これが コ―ヒーの油がいい具合に沁み込んで
艶が出て美しい!

「使い込んで育てる道具」 と言ってもいいのではないでしょうか。

愛用したくなる1品です。





またこんなヘラ達も。






四角い方は
餃子を作る時 餡を乗せるのに丁度いいと
ご家族に評判だそうです。

なので teto² では 「餃子ヘラ」とネーミングして販売いたします♪
(許可得てますよ!)




納品していただいたスプーンやヘラのサイズはこんなかんじです。


大きなとりわけスプーン(中央)もございます。






材料の木の木目や特性を最大限に生かし 
持ち手の部分と口に入る部分で 微妙に仕上がりに違いを持たせ
美しさを追求したデザイン

機能的でありながら  
まわりの空気感まで変えてしまうような 静かなたたずまいを感じさせる・・・

1本のスプーンの中に世界があるな。。。と

ご紹介するのが嬉しくなる 1品達でございます。



ぜひお手に取りにいらしてくださいませ。
(一番最初にご紹介のスプーンはお口にいれるお試しもできるようにしてございますよ♪)